洛和会丸太町病院では例年、京都市内の救急隊をお招きして症例検討会を行ってまいりました。コロナ禍で病院にお越しいただくことは難しくなりましたが、こうした勉強会が救急隊の皆さまと病院での治療の連携を強化することの重要性に鑑み、今回当院心臓内科が主となり9月9日の「救急の日」にちなんだイベントとしてWEB会議サービスを用いたWEB症例検討会を実施いたしました。
9月10日、当日は洛和会丸太町病院 洛和会京都血管内治療センター・心臓内科 センター長 浜中一郎が座長を務め、部長 山口真一郎、副部長 有吉真により、実際に同院に救急搬送されたST上昇型急性心筋梗塞(STEMI)2症例についてディスカッションを行いました。
京都市中京消防署をはじめとする9つの消防署から約45名の救急隊員にご参加いただき、提示された症例に対し「救急隊による初期対応がどうであったか」また「搬送中の酸素投与量が適正であったか」など熱心な質疑応答が繰り広げられました。
洛和会丸太町病院 洛和会京都血管内治療センター・心臓内科では多くの経験を積んだ医師が多く在籍し、24時間365日の循環器救急受け入れ体制を取っています。今後も地域を守る皆さまと密に連携を図ってまいります。