2021年09月30日

洛和会丸太町病院・京都市消防局中京消防署WEB症例検討会を開催しました

洛和会丸太町病院では例年、京都市内の救急隊をお招きして症例検討会を行ってまいりました。コロナ禍で病院にお越しいただくことは難しくなりましたが、こうした勉強会が救急隊の皆さまと病院での治療の連携を強化することの重要性に鑑み、今回当院心臓内科が主となり99日の「救急の日」にちなんだイベントとしてWEB会議サービスを用いたWEB症例検討会を実施いたしました。

910日、当日は洛和会丸太町病院 洛和会京都血管内治療センター・心臓内科 センター長 浜中一郎が座長を務め、部長 山口真一郎、副部長 有吉真により、実際に同院に救急搬送されたST上昇型急性心筋梗塞(STEMI2症例についてディスカッションを行いました。


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京都市中京消防署をはじめとする9つの消防署から約45名の救急隊員にご参加いただき、提示された症例に対し「救急隊による初期対応がどうであったか」また「搬送中の酸素投与量が適正であったか」など熱心な質疑応答が繰り広げられました。

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洛和会丸太町病院 洛和会京都血管内治療センター・心臓内科では多くの経験を積んだ医師が多く在籍し、24時間365日の循環器救急受け入れ体制を取っています。今後も地域を守る皆さまと密に連携を図ってまいります。

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2021年09月24日

洛和会丸太町病院 救急・総合診療科WEB講演会を開催

9月2日(木)、洛和会丸太町病院 救急・総合診療科では地域の開業医の先生方にオンラインでの講演会を実施しました。

当日は同院院長 細川豊史の挨拶から始まり、救急・総合診療科 部長 上田剛士が講師となり、片頭痛をテーマに「前兆のない片頭痛」や「慢性片頭痛」、「片頭痛の合併症」など複数の事例を紹介しました。

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広いエリアから開業医の先生33人にご参加いただき、薬の用量や使用方法などチャット機能を使用した質疑応答も活発に行われました。

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コロナ禍により直接お会いしてのカンファレンスが難しい昨今ですが、当院では今後も地域医療の発展のため、引き続きさまざまな診療科でWebを利用した講演会を開催いたします。

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2021年09月13日

公益社団法人 京都保健会が視察のため来所
〜京都市より委託の「京都市保健所 洛和会健康観察チーム」〜

新型コロナウイルス感染症第5波の猛威により急増している自宅療養者一人一人に、電話で体調を聞き取る「健康観察」。京都市山科区ではこの業務を「京都市保健所 洛和会健康観察チーム」として当会が代行しております。※2021(令和3)年8月31日(火)から

当会在籍の保健師と看護師が、通常業務と平行して対応しており、応答がないなど危険な状況にあると判断した場合は、必要に応じて家庭訪問も行っています。

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この在宅療養者に対する健康観察は安心を与えるだけではなく、在宅死や重症化を防ぐためにも不可欠な業務です。民間も協力しながら山科区に限らず広く行われるべきだと思います。
そのようななか、公益社団法人 京都保健会が早速手上げをされ、2021(令和3)年9月10日 洛和会健康観察チームの実践を見学されました。

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健康観察チーム立ち上げ当時の状況をお伝えし、またモニターを使いながら、業務の一日の流れやヒアリングデータの入力についてなど、実践に必要な内容を詳しくご説明しました。
視察に来られた方は、質問を交じえながら熱心に聞いておられました。
当会で実施しているノウハウが少しでも役立つことを願っています。

新型コロナウイルス感染症への対応は、行政や病院、クリニック、訪問介護などが協力・連携し、地域全体で取り組むことが必要不可欠です。自宅療養で不安を抱えておられる患者さんを「健康観察」でサポートし、重症化を防ぎ、地域の皆さんに少しでも安心してもらえるよう引き続き努めてまいります。

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