洛和会京都血管内治療センター
副部長 浜中 一郎(はまなか いちろう)
『心筋梗塞』は心臓に酸素と栄養を供給している血管(冠動脈)が閉塞し、心臓の筋肉組織が死んでしまう病気です。
★突然死の危険も
心筋梗塞は寒い冬に起こりやすいと思われがちですが、実は夏にも多く発症します。
高血圧、糖尿病、喫煙、ストレスなどによって血管の壁が傷つき、その壁にコレステロールがたまることで冠動脈の動脈硬化は進みます。夏は気温が高く、気がつかないうちに汗として体内の水分が蒸発し脱水状態になり、血管内は、いわるゆるドロドロの状態となります。
炎天下での作業や運動後はもちろんのこと、精神的な緊張感が高まるゴルフ場などでも心筋梗塞は多く生じ、突然の強い胸痛を感じたり、突然死の原因にもなります。
★一刻も早い治療のために
充分な水分補給を行い予防を行うことは大事ですが、一度冠動脈が詰まると急速に心筋が死んでしまうので、一刻も早い治療が必要です。
詰まった冠動脈を開けるには、速やかに心臓カテーテル検査をして詰まった血管を確認し、血管内に風船やステント(金属性のチューブ)を入れて血管を広げる治療が必要ですので、洛和会京都血管内治療センターにご連絡ください。
洛和会ヘルスケアシステムでは洛和会丸太町病院と洛和会音羽病院が連携した洛和会京都血管内治療センターによる診療体制で24時間365日、最新鋭の設備が整った救急の受け入れが可能です。
■ご予約は…
洛和会丸太町病院 予約センター
0120(489)244
洛和会音羽病院 予約センター 0120(489)300
(『おとまるクン』2008年8月号より)
「おとまるクン」は患者さま・利用者さま向けの広報誌です。健康管理や病気の治療に関する解説を中心に、医療・介護施設の紹介やイベント情報などを掲載しており、毎月1日に発行しています。
洛和会ヘルスケアシステムの各施設の入り口にラックを設置し、自由に持ち帰っていただけるようになっていますので、来院・来所された際にはぜひ手にとってご覧ください。
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