ボクの名前は、おとまる! 病院や施設って、普段は見られないものがいっぱいあるよね。 ボクが、現場で働く人たちにいろいろ質問して紹介するよ。
洛和会音羽記念病院にやってきたおとまるクン。扉を開くとそこには…たくさんのベッドが並んでいます。
うわあ! 機械がいっぱいでヒミツ基地みたい!!
お・・・おとまるクン
織・・・洛和会音羽記念病院 CE部 臨床工学技士 課長 織田 聖章(おりた まさあき)
織「ここは透析センター。ベッドは全部で100台あるんだよ。」
お「透析センターってなあに?」
織「腎臓の機能が低下した患者さまが体に溜まった老廃物や余分な水分、塩分を取り除くところだよ。人工透析についてはメディカルメモ(★)を読んでみよう。」
お「どうしてこんなにたくさんベッドがあるの?」
織「透析には約4〜5時間という長い時間がかかるんだ。大勢の患者さまが一緒に透析を受けることで1人じゃないっていう安心感やみんなで頑張る連帯感が生まれるよね。」
お「このベッド、すごく低いね。」
織「患者さまはここで何時間も過ごされるので、楽で安全な低いベッドにしているんだよ。快適な空調や疲れない間接照明、寝たまま見られるテレビなど、少しでもくつろげるようさまざまな工夫がされているんだよ。」
お「いろいろ教えてくれてありがとう! バイバイ!」
織「バイバイ!」
★メディカルメモ 人工透析とは…
腎臓は体の中の老廃物や余分な水分を尿として排出するなど、血液のバランスを保つ働きをしています。さまざまな疾患によって腎臓が本来の機能を果たせなくなったときに、腎臓に代わって機械で血液を浄化するのが人工透析です。
まず、血液を体外に出し、ろ過装置で余分な水分や老廃物を取り除いて血液を浄化します。その後、きれいになった血液を体内に戻します。1回4〜5時間、週に3回程度行います。
■透析治療についてのお問い合わせ
- 洛和会音羽記念病院 TEL 075(594)8010(代)
- 二条駅前クリニック TEL 075(803)1236 <受付時間/午前8時30分〜午後5時>
(JR・地下鉄二条駅徒歩1分)
〜皆さまからの疑問・質問を大募集!〜
病院のスタッフに日ごろ、疑問に思っていることを質問してみませんか? そのジャンルの専門家がお答えします。
今回は西京区にお住まいのT.Nさん(39歳男性)からいただいたご質問を元に構成いたしました。ご質問、ありがとうございました。
お問い合わせ先
〒607-8062 京都市山科区名神京都東インター横 アールプランニング
FAX 075(501)4583
E-mail kouhou@rakuwa.or.jp
※すべての質問にお答えできない場合もございます。ご了承ください。
(『おとまるクン』2008年9月号より)
「おとまるクン」は患者さま・利用者さま向けの広報誌です。健康管理や病気の治療に関する解説を中心に、医療・介護施設の紹介やイベント情報などを掲載しており、毎月1日に発行しています。
洛和会ヘルスケアシステムの各施設の入り口にラックを設置し、自由に持ち帰っていただけるようになっていますので、来院・来所された際にはぜひ手にとってご覧ください。
■広報誌「おとまるクン」についてのお問い合わせは
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