2008年11月26日

大動脈瘤ステントグラフト手術を行っています

〜患者さまの体に負担の少ない大動脈瘤治療〜

Stentgraft 洛和会音羽病院 心臓血管外科では、大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術を行っています。これは2年ほど前に保険適応となった治療で、何度かテレビなどマスコミに紹介されており、ご存知の方も多いでしょう。

この治療は脚の付け根を少しだけ切り、カテーテルという細い管を使って、血管の中に人工血管を入れるという特殊な手術です。これまでは、大動脈瘤の治療は、胸部や腹部を大きく切り開いて、動脈瘤を起こした部分を人工血管に交換する方法しかありませんでした。高齢の方や他の病気がある方など、体への負担が大きいため治療をあきらめざるを得なかった患者さまも、この治療を受けて回復可能となりました。

大動脈瘤ステントグラフト内挿術を行うには、血管外科学会や循環器学会などの関連11学会からなる管理委員会から「大動脈ステントグラフト実施施設認定」を受けなければならず、現在、都市部でしか行われていません。京都市内では大学病院などで実施されていますが、当院から近い滋賀県などにはこの手術を行っている病院がないのが実状です。

当院では、経験のある医師が患者さまの症状に合わせて、この大動脈瘤ステントグラフトと人工血管への交換手術のどちらが適しているのかを、患者さまやご家族のご希望を聞きながら選択しています。大動脈瘤の治療についてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

洛和会音羽病院 心臓血管外科
医長 福岡正平



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