2009年03月24日

第19回らくわ健康教室「自覚症状が出る前に! 人間ドックで健康チェック」

洛和会ヘルスケアシステムは毎月、幅広い地域の皆さまを対象に、京都の市街地・四条烏丸で健康教室を開催しています。
3月13日は、洛和会音羽病院 健診センター所長の畠中 陸郎(はたけなか りくろう)が「自覚症状が出る前に! 人間ドックで健康チェック」をテーマに講演しました。


090313hatakenaka_2 畠中所長は「健診センターでは、いろんな検査をして、さまざまな病気を見つけています」として、さまざまな検査の方法や目的、効果について、多くのスライドを使って、具体的に解説、早期発見の重要性を説明しました。
まず腫瘍マーカーについて「がん、肉腫などが出来た場合に、血液中に現れる物質」と説明、「これをチェックすることで、がんの早期発見に効果がある」と話しました。そしてとくに信頼のある腫瘍マーカー検査としてHPV(子宮頚がん)、PSA(前立腺がん)、CEA(がん全般)AFP(肝臓がん)、CA19−9(すい臓がん)を挙げました。
この後、食道、胃、大腸などの検査方法や潰瘍やがんの病変をスライドを使って説明。エコーによる肝臓、胆のうなどの検査や、脳ドックも紹介しました。
最後に「メタボへの道」として、

  1. 出されたものは、必ず残さず食べる。
  2. 食事をしながら、テレビを見たり、新聞を読んだりする。(ついつい食べ過ぎに)
  3. どちらかというと、早食いだ。(血糖値をあげて、食欲にブレーキをかける間がない)
  4. 一日二食。
  5. イライラすると食べてしまうことがある。
  6. いただきものは食べないと申し訳ない。
  7. 夜型人間である。
  8. 食事が不規則になりやすい。
  9. 夕食が九時以降になることが多い。
  10. 付き合いでお酒を飲む機会が週二回以上ある。(酒はカロリーが高いです)
  11. 甘いものがやめられない。
  12. 野菜不足になっている。
  13. ご飯は軽く一杯しか食べない。(おかず食いは太る)
  14. 一週間に三回以上揚げ物を食べる。
  15. 一日に一回以上外食する。

090313rakuwa_3を訴え、「運動でやせようと思ったら大変。ミックスサンドを食べた分のカロリーを消費しようと思ったら2時間、ラーメン1杯で3時間歩く必要があります。運動ももちろん大事だが、入るカロリーをコントロールすることが重要」と締めくくりました。

 

 

ほかのらくわ健康教室の記事はこちら⇒らくわ健康教室 講演録3



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