2009年05月11日

第20回らくわ健康教室「気になるしみ、ほくろに! 最新の形成外科治療」

洛和会ヘルスケアシステムは毎月、幅広い地域の皆さまを対象に、京都の市街地・四条烏丸で健康教室を開催しています。
4月17日は洛和会音羽病院 形成外科の山本 純医師が「気になるしみ、ほくろに! 最新の形成外科治療」をテーマに講演しました。

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「しみ」とは何か?ご存知ですか?

皮膚には、色白とか、色黒とか、いろいろありますが、肌の色とは関係なく、しみとは「皮膚の色素が局所的に増量した状態」です。
しみには次の種類があります。

  1. 老人性色素斑(文字通り、高齢者に多く、顔や手足などさまざまな場所に発症する。いわゆるしみです)
  2. 脂漏性角化症(これも高齢者、比較的男性に多い。色もさまざまで、しみというか、いぼのようなもの)(1.→2.へ移行する)
  3. そばかす(これは、よくご存知。別名雀卵斑ともいいます)
  4. 肝斑(洗顔などで、こすり過ぎて発症するケースが多い。女性ホルモンの問題もある。レーザー治療を行うと悪化するので、要注意)
  5. 炎症性色素沈着(いわゆる傷跡)

「しみ」の治療法としては「飲み薬」や「塗り薬」やレーザー治療があります。
レーザー治療がすべてのしみに、絶対的な効果があるとはいえませんが、およそ9割の人に効果がみられます。

  1. 老人性色素斑には、色素を破壊するQスイッチルビーレーザー治療
  2. 脂漏性角化症には、焼いて焦がす炭酸ガスレーザー治療

など、レーザーにも種類があり使い分けています。

そばかすにもレーザー治療が効果的ですが、先ほどものべたように、「肝斑」はレーザー治療はできません。

レーザー治療は一般的に「輪ゴムではじく程度」の痛さを1分間ほど(時間は大きさにより異なります)我慢してもらいます。術後だいたい2週間ほど、ガーゼをあてたり、薬を塗っていただきます。

P090418_2 「ほくろ」は悪性(がん)との区別が重要です

治療法は

  1. 炭酸ガスレーザーで焼く
  2. メスで切除する

が主です。ほくろの場所により、どちらの治療法の方がきれいに治るかは異なります。また、レーザーは「取り残し」の懸念がありますが、メスによる切除は、その心配はありませんし、病理検査(悪性であるかを調べること)もできます。ほくろが悪性である確率は極めて低いですが、「悪性黒色腫」は悪性が極めて強いので、心配なら診察を受けてください。

しみやほくろの治療は自費診療のケースが多いですが、保険適応のケースもありますので、まずは受診されることをお勧めします。

ほかのらくわ健康教室の記事はこちら⇒らくわ健康教室 講演録3

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