熱中症は屋外に限らず、屋内でも発生します。条件次第では、季節を問わず発生しますが、やはり高温多湿になる夏の時季は注意が必要です。
〜高齢者は特に要注意〜
洛和会丸太町病院 総合診療科
医員 米山 克二郎(よねやま かつじろう)
高齢者は、次のような理由から熱中症にかかりやすく、また、かかったとき重症化しやすいので注意が必要です。
高齢者が熱中症にかかりやすい理由
- 内臓機能が低下している
- 合併症を伴っていることが多い
- のどの渇きを自覚しにくい
- 水分摂取が少なくなる
- 高温多湿の環境を意識しにくい
身体が暑さに慣れるのに数日から1週間ほどかかるため、いきなり炎天下で長時間過ごさず、徐々に暑さに慣れる必要があります。
予防のポイント
- 高温多湿の環境は避ける
- 室内でも冷房や扇風機で涼しい環境にする
- 通気性の良い洋服を着て体温調節をしやすくする
- 屋外では帽子をかぶり、直射日光を防ぐ
- スポーツドリンクなどでこまめな水分摂取を心掛ける
そして、普段から体調を整えることが大切です。
■熱中症かなと思ったら・・・
洛和会丸太町病院 総合診療科 075(801)0351(代)
洛和会音羽病院 総合診療科 075(593)4111(代)
洛和会丸太町病院、洛和会音羽病院では、24時間365日救急対応しています。
(『おとまるクン』2009年7月号より)
「おとまるクン」は患者さま・利用者さま向けの広報誌です。健康管理や病気の治療に関する解説を中心に、医療・介護施設の紹介やイベント情報などを掲載しており、毎月1日に発行しています。
洛和会ヘルスケアシステムの各施設の入り口にラックを設置し、自由に持ち帰っていただけるようになっていますので、来院・来所された際にはぜひ手にとってご覧ください。
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