クーラーの季節、冷え症に悩む女性も多いのではないでしょうか?
洛和会音羽病院 産婦人科
医員 長谷川 暢子(はせがわ ようこ)
女性は冷え症になりやすい
女性は男性に比べ筋肉量が少なく、熱の発生が少ないうえ、骨盤内に子宮や卵巣などの男性にはない臓器があり、腰や下半身への血流が滞りやすい傾向にあります。さらに、日常生活でも、女性は肌を露出する服装(とくに下肢)や、体を締め付ける下着の着用が多く、体の末梢が冷えて血行が悪くなり「冷え症」が増加するといわれています。
ダイエットやストレスも原因に
最近は女性の誤ったダイエットや喫煙が問題となるケースもあります。やせて筋肉の量が少ないと冷え症になりやすくなります。また、たばこを吸うとたばこに含まれるニコチンが血管を収縮させ、その結果、皮膚温を低下させ、冷えを誘発します。そのほか、精神的・身体的ストレスも誘因となり、冷えが生じることもあります。
病気が関係していることも
「冷えは病気ではないから」と我慢しておられる方も多いと思いますが、冷え症は貧血、甲状腺機能低下症、新陳代謝障害、循環障害などが原因でみられることもあり、注意が必要です。必要に応じて内科や漢方外来、禁煙外来、栄養指導などをご紹介しますので、お気軽にご相談ください。
■お問い合わせ・ご予約
洛和会音羽病院 産婦人科
075(593)4111(代)
洛和会音羽病院 予約センター
0120(489)300
(『おとまるクン』2009年8月号より)
「おとまるクン」は患者さま・利用者さま向けの広報誌です。健康管理や病気の治療に関する解説を中心に、医療・介護施設の紹介やイベント情報などを掲載しており、毎月1日に発行しています。
洛和会ヘルスケアシステムの各施設の入り口にラックを設置し、自由に持ち帰っていただけるようになっていますので、来院・来所された際にはぜひ手にとってご覧ください。
■広報誌「おとまるクン」についてのお問い合わせは
アールプランニング TEL 075(593)7789 まで