2009年09月11日

男性の皆さん 50歳を過ぎたら 前立腺がん検査!

洛和会音羽病院 泌尿器科 部長 西村 昌則(にしむら まさのり)

0909gan2_2 前立腺は、男性の骨盤底で膀胱(ぼうこう)の下にあるクルミ大の臓器で、精液の一部を作っています。前立腺から発生する悪性腫瘍が前立腺がんです。従来、欧米人に多く発生する病気で、日本人には少なかったのですが、食生活の欧米化など生活習慣の変化に伴い、日本人でも発生が増加してきました。現在、日本男性のがん罹患率(りかんりつ)のなかで前立腺がんは6番目ですが、2020年には2番目になると予測されています。
初期には症状が出にくいため発見が遅れがちとなり、約30%は主に骨に転移した状態で見つかります。しかし幸いにも、血液中の前立腺特異抗原(PSA)を調べる血液検査で早期発見することが可能です。PSA検診は各国で取り組まれていますが、日本での普及率はまだ低く、10%程度です。前立腺がんの発生が多い米国では、50歳以上の男性の75%は少なくとも1回はPSA検診を受診し、その結果、前立腺がん死亡率は低下し続けています。
前立腺がんに限らず、がん治療は早期発見、早期治療が最も重要です。前立腺がんも、早期に見つかれば、根治する可能性は非常に高いと考えられます。50歳以上の男性は、PSA検診を受診されることをお勧めします。

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特集「がん」も「救急」も
〜9月はがん征圧月間/9月9日は救急の日〜

がん治療と救急医療は対極にあるもので、その共存には英知が必要ですが、洛和会ヘルスケアシステムでは一丸となって「がん征圧」と「断らない救急」の両立をめざします。


200909 (『おとまるクン』2009年9月号より)
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