2009年10月27日

教えて! がんのウソ・ホント


母はがんでしたが、がんは遺伝しますか?

A1
現在は、遺伝より生活環境の方が、がん発生に関係があると考えられています。家族は食事の好みや生活習慣に共通点が多いという点で、がんに限らず同じ疾患のリスクが高いことがあります。特に喫煙は、がん発生の主要な原因といえます。遺伝する可能性のあるがんは、家族性大腸腺腫症など、ごく限られた種類だけです。


焦げた肉を食べるとがんになるって本当?

A2
肉や魚などの焦げた部分にはヘテロサイクリックアミンという発がん性物質が含まれているのは事実です。ですが、発がん性があるものは太陽光も含め、自然界に数多く存在しており、これをまったく摂取しない生活は不可能です。肉の焦げた部分に含まれるがん性物質の量もごく微量ですので、食べたからといって、ただちにがんになる心配はありません。

<監修:洛和会丸太町病院 院長 二宮 清(にのみや きよし)>

 


0910otomaru (『おとまるクン』2009年10月号より)
「おとまるクン」は患者さま・利用者さま向けの広報誌です。健康管理や病気の治療に関する解説を中心に、医療・介護施設の紹介やイベント情報などを掲載しており、毎月1日に発行しています。
洛和会ヘルスケアシステムの各施設の入り口にラックを設置し、自由に持ち帰っていただけるようになっていますので、来院・来所された際にはぜひ手にとってご覧ください。

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