2010年07月05日

第14回らくわ健康教室「転倒予防〜転倒予防で快適生活〜」

7月2日は、洛和会丸太町病院リハビリテーション科理学療法士の高橋祥紀(たかはしよしき)が、高齢者に多い転倒の原因や予防する方法について講演、転倒予防体操も実際に指導しました。あいにくの梅雨空でしたが、会場は満員で、皆さま熱心に聴いておられました。


講演の要旨は以下の通りです。

加齢に伴って、転倒事故が増えており、事故予防が重要です。事故は不注意だけで起きるわけではなく、何らかの原因や疾病によって起きる可能性が高いといわれます。

   1.老化や病気などの内的要因20100702_1_2
   2.家庭内の生活環境などの外的要因

この2つに注意すれば、転倒はかなり防げます。

1.内的要因と予防法

内的要因には、病気、薬、加齢(筋力、運動速度、反応時間、バランス感覚、視力などの低下)などがあります。加齢による転倒は、後で行う転倒予防体操で、かなり予防することができます。

2.外的要因と予防法

外的要因は家庭の小さな段差、滑りやすい床、敷物などです。予防法の具体的例を挙げてみましょう。

1.寝室を中心とした基本的な部屋の配置

  • 必要な生活空間を出来る限り同じ階に設ける(寝室、食堂、居間、トイレ、浴室など)
  • 階段の昇降は最小限にする

2.不要な段差の解消と適切な手すりの設置

  • 段差はなるべく少なく(高さは数センチ〜18センチが望ましく、敷居や小さな段差も危険)
  • 手すりをつけて安全確保(玄関や浴槽、トイレなど)

3.段差、浴室、トイレ、設備などへの配慮

  • 浴室(段差を少なく、浴槽の出入りには手すりなどを付ける)
  • トイレ(寝室との距離を短く、出入り口や便座の前方・側方に手すりをつける。便器は洋式が望ましい)
  • 廊下(通行の妨げになるものは置かない、常夜灯またはセンサーライトなどを設置する)
  • 階段(段鼻は付けず、滑り止めにはテープ状のものを使用する)
  • 玄関(手すりなど掴むものを設置する)
  • 居間・寝室(整理・整頓、コード・コンセント・じゅうたんのめくれ・新聞・雑誌・スーパーの袋に注意)

最後に、転倒予防体操を、みんなで行いました。

重要なことは

  • 無理をしないで、ボチボチ
  • 息を止めない20100702_3_3
  • 自分のペースで
  • 適度に水分補給
  • 体調に合わせて

痛みや異常があったら、医師に相談してください。


ほかのらくわ健康教室の記事はこちら⇒らくわ健康教室 講演録3

 

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