洛和会音羽病院母子センター所長の島川哲郎(しまかわてつろう)医師が2月21日、京都市生涯学習総合センター山科(アスニー山科・山科区)で開かれた「第5回 京都市ファミリーサポートセンター講習会」で講師を務めました。
同講習会はファミリーサポートセンターの提供会員になるために必要な知識や技術を勉強するものです。島川医師は参加した約15人を前に「よくある子どもの急病と事故」と題し、子どもの様子がおかしいときのチェックポイントや、症状に対する正しい対応方法を講義しました。
講義を終えた島川医師は、「保育園などの待機児童が社会問題となっている今、ファミリーサポートセンター事業は必要とされる取り組みであり、もっと多くの人にこの事業を知ってもらい、参加してもらいたい」と話しました。
ファミリーサポートセンター事業とは…
厚生労働省が構想し全国の市町村に設立され、京都市では2002(平成14年)から開始しています。育児の援助を受けたい人と援助を行いたい人が会員となって育児を助け合います。
相互援助活動の内容は、
- 保育施設の保育開始前や保育終了後に子どもを預かる
- 学校の放課後や放課後児童クラブ(学童保育)の終了後に子どもを預かる
- 保育施設までの送迎を行う
といった活動を行います。