2011年03月30日

第46回らくわ健康教室「この検査って、なにを調べているの!?」〜病(やまい)と検査のはなし〜

3月25日に開かれたらくわ健康教室は、洛和会音羽記念病院 臨床検査部 臨床検査技師の小川 隆(おがわ たかし)が、医療機関で行っている検査について講演しました。検査といっても、よく知られている血液検査や心電図検査などのほか、目的に応じて、さまざまな検査があり、その血液検査でも、検査可能な項目は、2000種類にも上るそうです。小川講師は「病気の初期での発見のために、健診を受診し、日ごろから健康管理をしましょう」と訴えました。


Ogawa 小川講師の講演要旨は次の通りです。

医療機関での流れ
皆さんが、頭痛、腹痛、めまいなどの、いろんな症状を訴えて医療機関を訪れると、問診・聴診などの診察の後、検査にすすみます。

検査の目的は…
「症状の原因を調べる」「症状の似た病気の中から、どの病気に該当するか、調べる」「診断の確認をする」ためです。
血液検査、超音波検査などのスクリーニング検査と、MR検査、内視鏡検査、血管造影などの確認検査(精密検査)があります。

さまざまな検査
検体検査:血液や尿など、患者さまから採取されたもの(検体)を検査します。
生体検査:直接、患者さまの体(生体)に触れて検査します。
主に、生理機能検査、CT、MR、心臓カテーテル検査、内視鏡検査…などがあります。

血液検査で何がわかるのでしょうか? 
健康な人の血液量は体重のおよそ8%あります。さらに全身を隅々まで、巡っているため、さまざまな臓器の情報を教えてくれる、貴重な情報源です。

検査可能な項目は、2,000以上あります。
肝臓機能、腎臓機能、糖代謝、脂質代謝、腫瘍関連検査などさまざまです。

生理機能検査には…。
心電図検査:不整脈、心筋梗塞、狭心症などの心臓病のスクリーニング検査として有効です。
肺機能検査:肺結核、肺線維症、などの拘束性肺機能障害や、気管支喘息など閉塞性肺機能障害の診断に有効です。
超音波検査:腹部超音波検査、心臓超音波検査、血管超音波検査などがあります。

大切なことは
病気の経過は、臨床症状から始まるとされていますが…
実は、症状を自覚する以前に検査の異常が出ていることが多分にあります。
病気の初期での発見のために、健診受診と日ごろの健康管理が大切です。


ほかのらくわ健康教室の記事はこちら⇒らくわ健康教室 講演録3

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