6月23日に開かれたらくわ健康教室は、洛和会音羽病院 CEセンター 課長で、臨床工学技士の三原 弘史(みはら ひろふみ)が、病院で使用されているさまざまな医療機器を紹介。会場に人工呼吸装置や、電気メスのほか、リハビリ用ロボットなど、さまざまな機器を持ち込み、参加者に、実際に体験していただきました。
三原講師は、臨床工学技士について「生命維持装置の操作および保守点検を行う、医療機器の専門医療職種で、医療機器のスペシャリストです」と紹介。
ひと口に医療機器といっても、各専門の診療科で使われる医療機器、手術で使うような器具から、家庭で使う、たとえば救急絆創膏(ばんそうこう)まで、なんと10数万も種類がある、と説明しました。
今回は参加者の皆さまに電気メス、除細動器、人工呼吸装置、リハビリ用ロボットの4つの機器を、見て、触って、体験していただきました。
電気メス
手術でお腹を切ったり、出血を止めたりする機器で、今回は鶏肉を使って体験しました。
除細動器
最近では街なかでも見られる「AED」の病院版で、救命の主役です。
人工呼吸装置
肺機能の代役をする装置。どの程度の空気が流れてくるか、顔の近くで体験しました。
リハビリ用ロボット
研究が進んでおり、リハビリの救世主をめざしています。