2015年03月09日

第216回らくわ健康教室【介護版】「知っておきたい高齢者の住まい 〜サ高住・有料老人ホーム編〜」

2014年11月7日開催のらくわ健康教室では、「知っておきたい高齢者の住まい 〜サ高住・有料老人ホーム編〜」と題して、洛和会ヘルスケアシステム本部 本部介護部門 課長で、社会福祉士・介護支援専門員の浅見 琢也(あさみ たくや)が講演しました。


概要は以下のとおりです。
7825.jpg家はじめに
日本人の平均寿命は、2013(平成25)年の統計によれば、男性が80.21歳、女性が86.61歳です。一方、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されず、家族などの手を借りることなく暮らせる年数)は、男性が71.19歳、女性が74.21歳です。平均寿命と健康寿命の差は、男性が約9年、女性は約12年あります。
高齢化の進行で、2025年には65歳以上の高齢者人口は現状より600万人前後増える見込みです。こうした状況下で、高齢者が安心して暮らせる住まいの確保は、社会的にも大きな課題となっています。

家高齢者向けの住まい
国が高齢者向け住宅として位置づけている住宅には、これまでも高齢者専用賃貸住宅(高専賃)や、高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)、高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)などがありました。しかし、数も少なく、どこに申し込んだら良いのかわからないなど、利用者さまにとって理解しづらいものでした。
2011(平成23)年に、「高齢者住まい法」が改正され、それまでの高専賃や高優賃、高円賃などの制度は廃止され、代わってサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)が誕生しました。サ高住は、さらなる超高齢社会へと進む日本において、高齢者が安心して暮らせる住まいの受け皿になることが期待されています。また、高齢者住まい法では、地域包括ケアシステムの構築もうたわれました。

家サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の条件
高齢者住まい法で、基準が以下のように定められています。

  • バリアフリー構造の集合住宅。
  • トイレ・洗面所・収納設備の設置。(居室または共有スペース)
  • 部屋の広さは、25u以上。(共有の居間や食堂などがあれば18u以上でも可。実際にはこの18uタイプのサ高住が多いです)
  • 入居条件:60歳以上の方で、独居が困難な方や、要介護認定・要支援認定を受けている方

※以下の画像は全てクリックすると大きいサイズで見ることができます。10.jpg

サ高住は、都道府県や政令市、中核市が登録を行い、事業者を指導・監督します。国は財政面の支援を行い、2025年にはサ高住を全国で60万戸に増やすことを目標としています。現在の4倍近くの戸数にする計画です。

家サ高住の運営主体と併設施設
2013(平成25)年の調査によれば、サ高住を運営している法人の種別では、株式会社・有限会社が約63%を占め、以下、医療法人16%、社会福祉法人10%…となっています。
母体となる法人の業種では、介護サービス関連が約50%、医療関連が19%、不動産・建設行関連12%…となっています。
約82%の施設が、何らかの介護保険の事業と一緒にサ高住を運営しています。(ただし、施設付属の介護サービスを利用しなくても構いません)

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家サ高住の「サービス」って?
高齢者住まい法に定められたサ高住のサービスとは、「安否確認」と「生活相談サービス(困ったときに職員が相談にのるサービス)」です。必ずしも、食事や介護の援助が付いているわけではなく、サービスの提供の仕方も、運営する事業者によって異なりますので、ご注意ください。(例えば、食事の提供でも、施設内に食堂があるところもあれば、外部業者から弁当を取り寄せるところもあります。夜間の緊急対応でも、介護福祉士などの資格保有者がいるところもあれば、委託先の警備会社の警備員が対応するところもあります)

家どんな方たちがサ高住に入居している?
2013年の実態調査の結果は以下のとおりです。

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70%ぐらいの方は、家を処分して入所されますが、自宅に帰って食事や寝泊まりしたり、セカンドハウス代わりにサ高住を利用される方もおられます。すべては入居者個人で自由に決められます。

家洛和会ヘルスケアシステムのサ高住
当会には現在、洛和ホームライフみささぎ洛和ホームライフ音羽という2つのサ高住があります。業務内容は2施設とも以下のとおりです。

  • 安否確認:ごみ収集・食事時に行います。
  • 生活相談サービス:全スタッフで行います。
  • 食事:3食365日、施設内の厨房で調理します。
  • 職員配置:有資格者(ヘルパー2級、介護福祉士など)が、夜間も常駐します。(1人)

2014(平成26)年時点の利用料は以下のとおりです。

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居室1部屋の広さは18uです。介護保険サービスをご利用の方は、その分の介護保険利用料が上乗せされます。

家有料老人ホーム
サ高住とは別に、「有料老人ホーム」があります。有料老人ホームとは、

  1. 食事の提供
  2. 介護(入浴・排泄・食事)の提供
  3. 洗濯・掃除などの家事の供与
  4. 健康管理

に分類される4つのサービスのうち、いずれかのサービス(複数も可)を提供している施設のことです。
有料老人ホームは、介護付き、住宅型、健康型 の3タイプに分かれます。介護付有料老人ホームは介護保険の対象施設で、スタッフが介護サービスを行います。住宅型はサ高住と同様の形態で、介護サービスが必要なら外部の事業者を利用します。健康型は健康な高齢者が入居する施設で、このタイプは実際にはほとんどありません。各タイプのメリット・デメリットは以下のとおりです。

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家洛和会ヘルスケアシステムの介護付有料老人ホーム
当会には、介護付有料老人ホーム 洛和ホームライフ御所北洛和ホームライフ四ノ宮があります。2014年時点の利用料は、以下のとおりです。

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利用料には、上記金額以外に、介護保険料(1割負担)がプラスされます。

家施設選びのポイント
施設を選ぶ際、次のようなことを参考にされたら良いと思います。

  • 基本情報:施設の入居条件など
  • 立地条件:住み慣れた場所、家族が訪れやすいかなど
  • 料金・費用 
  • 施設の設備
  • 介護・医療体制
  • スタッフの対応
  • イベント・レクリエーションの内容など

家何でもご相談ください
当会では、今回紹介した施設以外にも、新たに開設予定のサ高住や介護付有料老人ホームがあります。ご興味のある方は、ぜひ洛和会入居相談センター[TEL:0120(045)507]にご連絡ください。




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