2019年02月01日

学生と高齢者が世代を越えて交流
佛教大学「キャンパスツアー」開催!

1月26日(土)、佛教大学 紫野キャンパスにて、洛和会ヘルスケアシステム サービス付き高齢者向け住宅 洛和ホームライフ北野白梅町の入居者さんを対象とした「キャンパスツアー」を開催しました。
この企画は、超高齢社会における地域での多世代交流を目的としたもの。高齢者が大学生のサポートのもと、一緒に特別講義を受けたり、学食を食べたりと、今までにない経験をされました。
キャンパスに向かうバスの車内では、一日をペアで過ごす高齢者と学生が「あんた何歳なん〜?」「え、若いな!」と早くもにぎやかに。

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▲バス車内では高齢者と学生がペアで座りました。

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▲学生のガイドで校内を移動。高齢者への気遣いも忘れません。

実際に佛教大学で教鞭を執られている伊藤真宏先生(浄土宗学、日本仏教文化史専門)による特別講義。テーマは「法然思想に学ぶ日常生活の心構え」。現代に通じる仏教の教えを学びました。高齢者の中には大学で学べなかった方もおられ、熱心にノートに書き込まれる姿も。また、ユーモアあふれる先生の話に、会場は時折笑い声に包まれました。
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お昼は学生食堂で。高齢者の方に配慮したヘルシーなメニューを全員で食べ、きれいな食堂と充実したメニューに感嘆の声が上がりました。
ご飯のおいしさも手伝い、話も盛り上がり笑い声が絶えない時間となりました。
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その後、校内の礼拝堂(水谷幸正記念館)を参拝しました。佛教大学は、その名の通り仏教の教えを建学の理念とする大学。黄金色に輝く荘厳な空間に、思わず息をのむ一幕も。
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最後に、学生から入居者さんへ佛教大学オリジナルグッズ(ツアーで乗ったバスを模したミニカー、オリジナルペン<非売品>など)のプレゼントが。学生と過ごした一日の思い出となるプレゼントに「部屋に飾る!」と入居者さんはさらに喜ばれました。
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初雪がちらつく寒空の中、高齢者と大学生の温かい交流が見られました。
入居者さんは、「自分たちの学生時代は戦時中だったので、今の学生がうらやましいと思った。自分たちの考えと、学生の考えを比較するために、もっといろんな学生と話をしてみたい」との感想がありました。

学生は、「高齢者とじっくり接し、自分たちとは違うところがあると改めて分かりました。今後の社会を築いていくには、高齢者の目線に立っていろいろな視野や価値観を大切にしないといけない、と思いました」と話されました。

大学生が社会に出て活躍している2025年には、5人に1人が75歳以上となり、いまだかつてない超高齢社会を迎えます。共に支え合い地域の中で暮らしていくためには、世代を越えお互いを尊重することが大切であることを学んだ一日となりました。

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