2019年07月06日

第30回洛和会ヘルスケア学会 看護分科会・介護分科会 開催のご案内

看護・介護の研究成果発表

洛和会ヘルスケアシステムの医療機関、介護施設、厚生学校で働く看護や介護の専門職スタッフが、現場で取り組んだ研究成果を発表する「第30回 洛和会ヘルスケア学会」の「看護分科会・介護分科会」を7月28日(日)、京都市左京区の京都市観業館みやこめっせで開催します。
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超高齢社会で高齢者の看護、介護の需要は膨らみ続けています。その現場では専門職スタッフが日々、より良いノウハウを探って研究を重ね、実践しています。現場の生の声を届けるこの学会は、医療・福祉関係者だけでなく、家族を介護する人たちにも参考になることが多いはずです。

発表するのは、洛和会ヘルスケアシステムの数多くの施設で働く看護、介護の専門職スタッフたちです。グループや個人で研究成果をまとめて発表します。
口演と展示による発表がそれぞれ2会場に分かれ、[連携・協働][改善・質の向上][運動・リハビリ][認知症][教育・災害][在宅][コミュニケーション・看取り]というテーマごとに行われます。

日時2019年7月28日(日)
午前9時20分〜午後0時20分(開場・受付:午前9時〜)
場所京都市勧業館 みやこめっせ 地下1階(京都市左京区)
会場口演会場:第1・2口演会場
展示会場:第1・2展示会場
参加費無料・事前申込不要


今回のテーマで目立つのは、2018年の介護報酬改定以降、重視されている在宅復帰支援に向け現場で行われている取り組みの発表です。
2017年12月から病棟看護師による患者の退院後訪問が導入された洛和会丸太町病院の看護部のスタッフたちは、継続看護の重要さを指摘し、アンケート調査を基に今後の退院支援の課題について口演報告します。洛和会音羽リハビリテーション病院の看護部のスタッフたちは、患者・家族が「住み慣れた地域で安心して暮らす」ことを実現するために、看護師が入院時からどう退院支援に関わるかをディスカッションした結果を基に、現状や問題点を口演で報告します。

また、介護老人福祉施設 洛和ヴィラアエル(京都市山科区)のスタッフたちは、小脳出血を発症した女性が再入所しましたが、「自宅に戻りたい」という本人や夫の思いが強く、それをかなえるために各職種のスタッフが連携し多角的に取り組んだ支援の事例を口演で報告します。
在宅復帰では、在宅看護の利用者の意欲を引き出す取り組みも重要になります。洛和会訪問看護ステーション石山寺(大津市)のスタッフたちは、「海外に住む娘に会いに行きたい」という利用者の意欲を引き出し、「何でも意欲的にするようになった」と家族から喜ばれた事例を口演で報告します。利用者自身が目標を持って在宅生活をイメージできるように関わることは、2025年に向け、健康寿命の延伸などを目指す「看護の将来ビジョン」にも示されおり、それに沿った取り組みとして報告します。

各施設で増えている看取りの研究も報告されます。洛和会訪問看護ステーション壬生(中京区)のスタッフたちは、在宅で肺がん終末期の利用者を看取った体験を、家族の心理の変化を検証しながら、家族の持つ潜在能力を明らかにし「今後の介護に生かしたい」と口演で報告します。
看護、介護の仕事は、技や体力、心という人間の幅広い力が最も求められる仕事である一方、日進月歩の世界でもあります。

現場の専門職スタッフたちは日々、目の前の看護、介護に取り組みながら、自分たちのスキルアップを目指し研究を重ねています。研究会はそうした最前線の成果の報告の場です。スタッフたちの研究に触れてもらえれば、看護・介護の進歩やそれを支えるスタッフたちの熱意を感じ取ってもらえると思います。


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