2019年07月22日

小学生の救命活動をPUSH! 洛和会音羽病院のスタッフが大塚小学校で救命講習

7月9日(火)、京都市立大塚小学校(山科区)で、洛和会音羽病院の看護師、救命救急士が大塚小学校の6年生約60人に向け、救命活動の講習を行いました。
本活動は、救命活動で最も重要な胸骨圧迫(以下、心臓マッサージ)とAED(自動体外式除細動器)の使い方の普及を通じ、命を守ること、命の大切さを再認識することを目指す「Push活動」に洛和会音羽病院、大塚小学校双方が賛同したものです。

講習内容は、心肺蘇生トレーニングツールを用いながら、

  1. 目の前で人が倒れた時の声掛けや対応方法の確認
  2. 心臓マッサージをする際の正しい手の組み方や押す位置の学習
    トレーニングツールはきちんと押すと音が鳴る仕組みです。「心臓マッサージはリズムが大切」との看護師の指導を受け、みんなで手拍子をしながら押しました。
  3. AED使用時の注意事項、装着位置について確認
  4. 2人一組となり、人が倒れてから心臓マッサージを開始し、AEDが到着して作動させるまでの一連の流れの実演

を学び、取り組みました。

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▲心臓マッサージ時の正しい手の組み方を学ぶ

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▲心肺蘇生トレーニングツールで心臓マッサージを実施

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▲AEDの付け方を学ぶ

児童たちは「誰かが倒れた時に、声を掛ける勇気」の大切さ、心臓マッサージの重要性を知る機会となりました。「(心臓マッサージは)救急車が来るまで続けることが意外と大変」など、命の重さを感じた感想も挙がりました。

日本全国で年間約7万人の方が心臓突然死で亡くなられます。地域の救命救急を担う病院として、地域の人々とともに、地域の健康・命を守る活動を継続し、安心して暮らせる地域づくりに貢献してまいります。

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