11月30日(土)に、京都市勧業館みやこめっせにて「共生」をテーマにしたイベントを開催しました。
「共生」とは子どもから高齢者、そして障がいのある方がお互いに支え合いながら共に生きていくこと。誰もが安心して暮らせる社会の実現のために、共生とは何かを参加者の皆さんとともに考えました。
第1部 惣万佳代子氏による講演
赤ちゃんからお年寄り、障がいのある方まで皆が一つ屋根の下、共同で過ごす「富山型デイサービス」の創設者である惣万佳代子氏。自身が富山市に立ち上げた施設「このゆびとーまれ」の開設から現在まで、さまざまな事例を紹介しながら講演していただきました。
子どもたちに介護の現場や人(家族以外の方)の最期を経験させ、命について学ぶ大切さや、子どもと高齢者、障がいのある方が共に過ごすことで、それぞれに与え合う好影響について話されました。
惣万氏のこれまで、地域の方たちの住みやすさを考えて活動してこられた結果、高齢者と障がい者の制度の壁を越える新たな制度へとつながりました。「これからも町の暮らしを支え続け、特別な人のいないことが当たり前の世の中にしていきたい」と熱い思いを参加者約200人に訴えられていました。
第2部 洛和会ヘルスケアシステムの取り組み発表とディスカッション
当会の介護サービス、保育事業、障害者支援施設での「共生」の取り組みについて発表しました。
洛和ヴィラ桃山における高齢者と障がいのある方の交流について発表。
洛和ウィズ山科小山の学童保育園に通う小学生が高齢者との交流について日々の感想を発表してくれました。
グループホーム事業からは、入居者さんの生活の様子や地域でのグループホームの役割、地域とのつながりなどについて発表しました。
フィナーレ
最後は当会のフォークソングクラブの演奏に合わせ、テーマ曲『夢をあきらめないで』を会場の皆さんと一緒に歌いました。
洛和会ヘルスケアシステムでは、これからも地域の皆さんとともに誰一人取り残さない世の中の実現に向けて、医療・介護・健康・保育の分野で貢献してまいります。
ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。