2020年01月07日

リアルな救命学習で小学生の勇気をPUSH!
洛和会音羽病院の職員が大津市立田上小学校でPUSHプロジェクトを実施

12月16日(月)、大津市立田上小学校(滋賀県大津市)で洛和会音羽病院の看護師、救急救命士が、児童78人に救命講習を行いました。同院では「PUSHプロジェクト(※)」に賛同し、心肺蘇生の中で最も重要な胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDの使い方を広めるため、今年から地域の小学校で救命講習を実施しています。

※PUSHプロジェクト…NPO法人大阪ライフサポート協会から発足した、胸骨圧迫・AEDの普及を通じて、突然倒れた人を救命できる地域を目指す取り組み。全国的に広まっている。

講習では、

  1. 救命活動シミュレーション:
    人が倒れてから胸骨圧迫・AEDを開始するまでの一連の流れを実演
  2. 胸骨圧迫:
    押すと音が鳴る模型器で、正しい圧迫を学ぶ
  3. AED使用方法:
    練習器で装着位置を確認

を学びました。

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担任の先生にもご協力いただき、一連の動作をシミュレーション

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看護師・救急救命士が正しい腕の使い方を伝授

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2人1組になり、8分間(救急車が到着する平均時間)の継続に挑戦

胸骨圧迫のポイントは「絶え間なく」「リズム良く」「強く」すること。そのためには、周囲と協力しながら救命活動をする必要があります。みんなで手拍子をしながら取り組み、教室にはテンポ良く模型器の音が鳴り響きました。

小学生からは、「意外と固くてしんどかったけど、人を救うことなのでこれからは頑張ってやりたい」との感想が上がり、命の重さと同時に勇気を学んだ一日となりました。

日本全国で約7万人が命を落とす心臓突然死。洛和会ヘルスケアシステムでは、今後も地域の健康・命を守る活動を継続し、安心して暮らせる地域づくりに貢献してまいります。

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