この秋、京都で開催された国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。
洛和会ヘルスケアシステムがそのスポンサーを務めたご縁から、京都市新道児童館にて2回にわたり、写真に関する「キッズワークショップ」が開催されました。
第1回は11月21日(土)、子どもたちがプロのカメラマンから写真の基礎を学ぶワークショップ。
児童館に通う10人の子どもたちがお気に入りの小物を持参し、会場に集合。一人に一台ずつコンパクトデジタルカメラが貸し出されました。
まずは講師の先生から、スライドを用いたレクチャーを受け、視点や構図、光の取り入れ方などを学び、子どもたちが実際にカメラを使って撮影を始めました。
上から撮ったり、寝そべって撮ってみたり。レクチャーで学んだことを早速実践していました。
子どもたちが撮影した写真を紹介しながら、講師がアドバイス。
それを踏まえて、室外の撮影へ。
小学校だった趣のある内装を生かし、思い思いの視点で生き生きと撮影する姿に、大人が感銘を受けました。
「イメージした世界をカメラに収めたい」そんな思いがいっぱい詰まった1枚。
子どもたちの目に写る世界は無限大です。
撮影したたくさんの写真の中から10枚を厳選する、その表情は真剣そのもの。
その10枚を使って、12月5日(土)に第2回ワークショップが行われました。
自分で撮影した写真と、毛糸や和紙、マスキングテープなどを組み合わせ、一冊のアルバムに仕上げます。
色とりどりの素材を前にイメージがどんどん広がります。
どの写真をどう使おうか、順番やレイアウトを考えながら作る子どもたち。
大人の想像を超える素材使い。その豊かな感性に驚かされます。
どんなアルバムができあがったかな? 一人一人のオリジナルストーリー。
2021(令和3)年度に取り壊し予定の京都市新道児童館で、思い出とともに綴じられたすてきな1冊1冊に、児童館職員も胸がいっぱいになりました。
最後は、子どもたちから講師の方へ手作りのクリスマスリースをプレゼント。ワークショップは大盛況で幕を閉じました。
写真を通して、プロから学び実践した経験はこれからの子どもたちの創造力をさらにパワーアップさせ、生きる力につながっていくことでしょう。講師の皆さん、ありがとうございました。