洛和会音羽病院 リハビリテーション部では、院内から集めた廃材を利用してリハビリテーション(以下、リハビリ)の道具を制作し、現場で使用しています。
入院患者さんには、細かい指の動きができない方が多くおられ、さまざまなシチュエーションで指先のリハビリをしています。
退院後、一人で薬を飲むための練習で使用するのは、薬剤部でロスになった本物の薬袋です。ビーズなどを入れ、(1)パタパタと振って袋の片側に寄せ (2)破って (3)手のひらに出すところまで、リアルなトレーニングが可能です。作業療法士が行う患者さんの「作業分析」にも一役買っています。
退院後、一人で薬を飲むための練習で使用するのは、薬剤部でロスになった本物の薬袋です。ビーズなどを入れ、(1)パタパタと振って袋の片側に寄せ (2)破って (3)手のひらに出すところまで、リアルなトレーニングが可能です。作業療法士が行う患者さんの「作業分析」にも一役買っています。
薬袋では難易度が高すぎる患者さんには、医局から回収した新聞紙を使います。破ったり、ちぎったり、丸めたりして指のトレーニングを行います。
栄養管理室でゴミとして扱われるラップの芯は、車いすのブレーキの補助具に。患者さんの体格や力にあわせて長さを調整しています。
また、福祉用具をレンタルしているウエルネットからは、杖やシルバーカーなど、レンタルに該当しなくなったものを譲り受け、利用しています。
本来であれば捨ててしまうものを再利用するこの取り組みは、多職種の理解と協力があって成り立っています。地球に優しいエコの面はもちろんですが、まずは患者さんのリハビリが順調に進むことを一番に願い、今後もいろんなアイデアで不要になった資材を利用していきます!