〜民生委員の方と一緒に〜
洛和会ヘルスケアシステムでは、職員を対象にした普通救命講習を、消防署のカリキュラムに沿い、講習会場を管轄する消防署の指導の下で、実施しています。職員全員が街中で突然心肺停止になった方に最低限の応急手当を行えるようになることが目的です。
介護職員を対象にした普通救命講習は2004(平成16)年から行っていましたが、今年の4月からは常勤の職員全員(約2,000人)に対象を広げ、事務職員、放射線技師や理学療法士などのコメディカルはもちろんのこと、看護師や医師も受講しています。
応急手当普及員である20人の職員を中心に、複数の会場で講習を実施しており、11月現在ですでに約398人が修了、3年以内に全職員が受講する予定です。
洛和ヴィラ大山崎では、大山崎消防署のご協力を得て、11月21日に普通救命講習を行いました。この日は、洛和ヴィラ大山崎と洛和グループホーム大山崎の職員20人、さらに普段からお世話になっている地域の民生委員の方々も4人参加されました。
はじめにDVDで救命処置の重要性、さらに心肺蘇生法・異物除去の方法を学び、その後3つのグループに分かれて実技を行いました。はじめは「しんどい」「ちゃんと息入ってる?」と言いながら恐る恐る行っていましたが、次第に「コツがわかった!」「こうしたらいいんやで」とお互いに声を掛け合うようになり、3時間後には無事全員が修了証を手にしました。
参加された大山崎町民生児童委員協議会会長は「私たち民生委員は地域の独居高齢者など“気がかり”な方の見守りをしており、定期的にお宅の訪問もしています。高齢化著しい団地もあり、何がおきても不思議ではありません。実際、訪問したら玄関で倒れられていた事例もありました。病気や災害など何かあったときには、市役所や消防署よりも近隣住民の方が早く駆けつけることができます。救命処置を学んで、いざというときに備えたいと思います」と思いを語られました。
★普通救命講習とは…
救急隊が到着するまでの間の応急手当のうち、特に重要なAEDの使用方法、成人に対する心肺蘇生法と止血法ができるようになるのを目的とした講習です。お近くの消防署に申し込めばどなたでも受講できます。
---募集中!---
講習には一般の方も参加いただけます。詳しくはこちら(→普通救命講習受講者募集)をご覧ください。